現金で支払わない決済のことを「キャッシュレス決済」と言います。しかし、キャッシュレス決済はたくさん種類があって、よくわからない・・・という方も多いかと。
現金決済を卒業してキャッシュレス決済へ移行したくても、よくわからないものに手を伸ばすのは不安ですよね。
そこで本記事ではキャッシュレス決済の主な種類と、支払い方法・仕組みをわかりやすく全図解説したいと思います♪
尚、この記事は以下のような人におすすめです。
- 種類が多くてよくわからない
- 使おうと思っても使い方がわからない
- そもそも仕組みがわからないから不安
目次
主なキャッシュレス決済の種類
主なキャッシュレス決済の種類は、以下のようなものがあります。
- クレジットカード払い
- 電子マネー払い
- スマホタッチ払い
- スマホQRコード払い
キャッシュレス決済ってよくわからない・・・という方は、以上の4つを覚えておけば十分です♪
特に、現金決済からキャッシュレス決済に切り替える場合は「クレジットカード」は必須になってくるでしょう(別に無くてもいいですが、あると便利)
そもそもキャッシュレス決済の仕組みがよくわからない・・・
キャッシュレス決済の、“お金の出どころ”は基本的に「銀行口座」になります。
中には、以下のようなパターンもあります。
- 銀行口座→(紐づけ→)クレジットカード→(チャージ)→電子マネー払い
- 銀行口座→(紐づけ→)クレジットカード→(チャージ、もしくは紐づけ)→スマホQRコード払い
さらに、貯めたポイントを、電子マネーへチャージしたり、スマホQRコード払いで利用したりすることもできます。
キャッシュレス決済の「支払い方法」と「仕組み」を図解説
キャッシュレス決済の支払い方法や、仕組みがわからない・・・という方に、わかりやすく図解説していきます。
ここで、解説するのは「主なキャッシュレス決済の種類」で挙げたクレジットカード払い、電子マネー払い、スマホタッチ払い、スマホQRコード払いです。
クレジットカード払いの「支払い方法」と「仕組み」
キャッシュレス決済の中で、最もシンプルなのがクレジットカード払い。
- クレジットカードを店員に渡す
- サイン・暗証番号を入力
- 支払い完了
また、コンビニなどの少額決済においては「サイン・暗証番号が不要」になります(ただし、上限金額を超えるとサイン・暗証番号の入力が必要になる)
コンビニ別の上限金額をまとめています↓
次に、クレジットカード払いの仕組みは、以下の図のようになります。
- 銀行口座と紐づけておく
- 利用分は後日、銀行口座から引き落とされる
電子マネー払いの「支払い方法」と「仕組み」
- 「〇〇で払います」と伝え、専用端末にカードをかざす
- 決済完了
次に、電子マネー払いの仕組みは、以下の図のようになります。
- 銀行口座からチャージして支払うパターン
- クレジットカードからチャージして支払うパターン
銀行口座やクレジットカードからチャージし、その残高で支払います。また、上記の他にも、クレジットカードなどで貯めたポイントを電子マネーにチャージすることもできます。
電子マネーには「楽天Edy/WAON/nanaco/Suica/iD/QUIC Payなど」があります。
スマホタッチ払いに登録しておけば、スマホのみでも電子マネー払いができるようになります。
スマホタッチ払いの「支払い方法」と「仕組み」
- 「〇〇で払います」と伝え、専用端末にスマホをかざす
- 決済完了
スマホタッチ払いは、スマホ1つで支払うことができます。
また、スマホタッチ払いには「おサイフケータイ/Apple Pay/Google Pay」があり、対応の端末が必要になります(自分のスマホが対応している確認する必要があります)
それぞれの違いは以下のとおり。
違い | 主に設定できるもの | |
---|---|---|
おサイフケータイ ※1 |
Androidスマホにプリインストールされているアプリで「スマホタッチ払い」ができる。電子マネーを個々に管理・設定する必要があり、アプリ1つで複数管理はできない。 | ・楽天Edy ・WAON ・nanaco ・Suica ・iD ・QUIC Pay ・スターバックスカード |
Apple Pay ※2 |
アプリ1つで電子マネーなどを複数管理(チャージなど)・設定できるアプリ。「スマホタッチ払い」もできる。 | ・Suica ・QUICPay ・iD |
Google Pay ※3 |
アプリ1つで電子マネーなどを複数管理(チャージなど)・設定できるアプリ。「スマホタッチ払い」もできる。 | ・楽天Edy ・WAON ・nanaco ・Suica ・iD ・QUIC Pay |
※1、おサイフケータイでは、電子マネーやクーポン、会員証などが管理できます(直接クレジットカードを設定することはできない。あくまで間接的にクレジットカードを利用するもの)
※2、Apple Payは、電子マネーなどの他に、クレジットカードやデビットカードなども管理できます。また、Apple Pay対応のデバイスでのみ利用可能。
※3、Google Payは、電子マネーの他に、クレジットカードやデビットカードなども管理できます。また、おサイフケータイ対応のAndroidでのみ利用可能。
スマホタッチ払いの仕組みは、以下の図のようになります。
- 銀行口座とクレジットカードを紐づける
- クレジットカードを利用して各電子マネーにチャージ(銀行口座から直接チャージもできる)
- 対応するアプリに電子マネーなどを設定しておく
- スマホタッチ払いができる
※クレジットカードを設定する場合は、チャージ不要
スマホタッチ払いは、スマホ1つで支払える上に、非接触型のため決済スピードが圧倒的に早いですよ♪
スマホQRコード払いの「支払い方法」と「仕組み」
- 「〇〇で払います」と伝え、スマホQRコードを見せる
- 決済完了
次に、スマホQRコード払いの仕組みは、以下の図のようになります。
- 銀行口座とクレジットカードを紐づける
- クレジットカードを利用して各アプリにチャージ(銀行口座から直接チャージもできる)
- アプリのバーコードを開いて、店員に見せる
- スマホQRコード払いができる
スマホQRコード払いには「PayPay/楽天ペイ/d払い/LINE Pay/au PAY/メルペイなど」があります。
スマホQRコード払いは、アプリをダウンロードしてクレジットカードか銀行口座からチャージすれば、すぐに使えるぞ♪
スマホタッチ決済のように対応の端末も不要じゃ。
キャッシュレス決済はどれを選べばいい?
ここまでの、キャッシュレス決済の支払い方法をまとめると
支払い方法 | 主な種類 | |
---|---|---|
クレジットカード払い | クレジットカードを店員に渡す | VISA/Mastercard/JCBなど |
電子マネー払い | 「〇〇で払います」と伝え、専用端末にカードをかざす | 楽天Edy/WAON/nanaco/Suica/iD/QUICPayなど |
スマホタッチ払い | 「〇〇で払います」と伝え、専用端末にスマホをかざす | おサイフケータイ/ApplePay/Google Payなど |
スマホQRコード払い | 「〇〇で払います」と伝え、スマホQRコードを見せる | PayPay/楽天ペイ/d払い/LINE Pay/au PAY/メルペイなど |
主なキャッシュレス決済は4種類ですが、それぞれ違った特徴があります。
では、どんな人にどんなキャッシュレス決済がおすすめか?というのを見ていきましょう。
シンプルがいいなら「クレジットカード払い」
支払い方法や、仕組みからもわかるように、最もシンプルでわかりやすいのがクレジットカード払いです。
他にも、電子マネーやスマホ決済に紐づければ、いつでもどこでもチャージすることができます♪
スピーディーに決済したい人は「電子マネー払い」+「スマホタッチ払い」
電子マネーは、スマホタッチ払いに対応しているので、スピーディーに決済したいなら「電子マネー払い」+「スマホタッチ払い」がおすすめです♪
また、電子マネーには物理カード(プラスチック製のカード)もありますが、会計時にいちいちカードを探すのは面倒ですし、嵩張るカードを財布に入れておくのも邪魔なので、スマホタッチと連携して使うと良いでしょう♪
財布やポイントカードを持ちたくない人は「スマホQRコード払い」
財布はもちろん、嵩張るポイントカードを持ちたくない人は「スマホQRコード払い」がおすすめです♪
スマホタッチ払いも財布不要ですが、スマホQRコード払いのアプリは、対象のポイントカードも一括管理でき、スマホにバーコードを表示させればポイントカードの代わりにもなります。つまり、お金もポイントカードも丸ごとスマホに入るイメージですね♪
まとめ
キャッシュレス決済は、種類がたくさんあり少々複雑なものもあります。しかし、図にしてしまえば簡単な仕組みなので、図解説を中心に紹介いたしました。
本記事でまとめた主なキャッシュレス決済の支払い方法や、仕組みを覚えておけば、あなたも今日からキャッシュレスデビューできますよ♪