カードの基礎知識

海外はカード社会となっていますが、まだまだ日本では現金主義の人も多く「クレジットカードは種類が多くて何がなにやら・・・」「仕組みもよくわからない・・・」などカードをもったことがない人にとってはハードルが高いものです。

 

そこで、本記事ではクレジットカードの基礎知識として種類や仕組みを解説していきたいと思います。

クレジットカードって何?

数枚のクレジットカード

おかん
クレジットカードの「クレジット」ってなんやな?

節約仙人
クレジット(credit)というのは「信用」という意味じゃよ。

クレジットカードで何かを買ったら自分の代わりにカード会社がその代金を支払ってくれます。

 

例えば、財布に現金がない時や、使い過ぎてしまった時など、いつ何があるかわかりませんよね。そんな時に便利なのがクレジットカードです。

 

もちろん使った分はカード会社から「後日に請求」が来ます。

おかん
つまり後払いさせてくれるカードってことやな。

そして利用者の信用度があれば後払いさせてくれる限度額も上がっていき、たくさん後払い出来るカードを持たせてもらえます。この信用は不安定な無職の人より安定した職についている人の方が信用してもらえます(収入額や、過去の利用履歴など)

 

また専業主婦で「養ってくれる人がいる場合」、年会費無料のカードであれば入会審査に通ることができます。

 

というのも「養ってくれる人がいる(この場合旦那さん)=ちゃんと返済してくれるだろう」と安心してもらえるからです。

おかん
つまり専業主婦は「ただのお手伝いさん」とは違うわけか。

節約仙人
「収入がある人しか信用できない」は基本じゃが、例外もあるということじゃ。

 

クレジットカードの仕組み

おかん
カード会社はどないして利益得てるん?

節約仙人

クレジットカードの仕組みは「利用者」「お店」「カード会社」この3つがウィンウィンの関係で成り立っておるのじゃ。

 

下の図を見ると簡単じゃよ。

クレジットカードの仕組み解説図

クレジットカードの仕組みは「ウィンウィンのシステム」で、誰も損することはありません。

 

では「利用者」「お店(加盟店)」「カード会社」はそれぞれどのような立場か?それぞれのメリットは何か?を具体的に見ていきましょう。

利用者の立場/メリット

  • お店(加盟店)で後払いできる
  • お店(加盟店)でカードを利用したら、カード会社がその代金を肩代わりする
  • 後日カード会社に利用した金額を支払う

利用者のメリットは現金を持ち歩かなくてもいいので財布紛失時の損失を最小限に抑えることができたり、何かの理由で手元に現金がない時に役立ちます。またカードを使うことでポイントが貯まったり、サービス・特典も受けることができます。

 

年会費無料のものなら利用しなくても損することはありません。

おかん
無料ならとりあえず持っておいてもええなー。

お店(加盟店)の立場/メリット

  • 利用者がカード利用できることで集客アップ
  • 利用者の代金はカード会社から後日支払われる
  • 支払われる金額は総額ではなく「手数料を引いた額」が支払われる

お店(加盟店)のメリットは利用者がカード利用できることによる集客アップや業務の効率化です。

 

利用者はお店でカードが使えれば便利でお得(ポイント還元など)ですし、それが売上アップに繋がります。そして後日カード会社から手数料を引かれた額が支払われる仕組み。

おかん
同じ金額払うならポイント貯まる店選ぶわ。

カード会社の立場/メリット

  • 利用者とお店(加盟店)をつなげる立場
  • 利用者には利用した金額を請求
  • お店(加盟店)には手数料を差し引いた金額を支払う

カード会社は「お店(加盟店)からの手数料」を利益に成り立っている会社です。ただそれだけでなく「年会費」や「分割払いの手数料」「キャッシングの利息」など利用者からも利益を得ています。

 

利用者はそれを利用したり、カードを所持するだけで受けられるポイント還元やサービス・特典もあるので誰かが損をすることはありません。

 

これが3者「ウィンウィンのシステム」となる仕組みです。

クレジットカードの種類

クレジットカードの種類

クレジットカードには様々な種類があるので「どれでも一緒」というわけではありません。ここで重要なのは「自分のライフスタイルに合うクレジットカードが選べるかどうか」です。

 

それにはクレジットカードの種類について理解しておかないといけません。

おかん
めっちゃ種類あるやん。なんか違うん?

節約仙人
「国際ブランド」「カードを発行する会社」「グレードの違い」で、それぞれサービスや特典が違うんじゃ。その中から自分に合う最適なカードを選ばんといかん。
では、それぞれの特徴を見ていこう。

国際ブランドについて

国際ブランドのマーク

おかん
おぉ。これクレジットカードの下にちょこんと付いてるやつやん!

節約仙人
これは「国際ブランド」と言ってな、決済機能を提供する会社の「マーク」なんじゃ。国際ブランドは基本的にカード発行はしないんじゃよ。

おかん
つまりクレジットカードを作る会社と決済機能を提供する会社が合体して一つのクレジットカードとして便利に利用できるわけやな?

節約仙人
そういうことじゃ。国際ブランドもカード発行会社もそれぞれ役割があるんじゃよ。まずは国際ブランドについて理解を深めていくぞい。

国際ブランドはクレジットカードを利用するにあたり世界中で決済できるようにする決済システムを提供する専門の会社です。

 

この国際ブランドに加盟しているお店でないと利用することができない。つまりクレジットカードの国際ブランドがVISAならVISA加盟店で、JCBならJCB加盟店であることが利用条件です。

 

加盟店でしか使えない解説図

おかん
持ってる国際ブランドの加盟店かどうかってどないしたらわかるん?

節約仙人

だいたいはレジの横に使える国際ブランドのマークが表示されていたり、お店のホームページを見てもわかる。

 

じゃが「VISA、Masterbard、JCB」ならだいたい使えるから心配いらん。

主な国際ブランドの特徴

VISA(ビザ)

VISAのマーク

1958年にバンク・オブ・アメリカで創業。知名度世界No.1の国際ブランドです。

 

日本国内はもちろん、海外でも使いやすくアメリカ、ドイツ、イギリス、ブラジル、メキシコ、インドなど支払いに困ることはありません。(ロシアや中国など一部では使えない場合もある)

 

クレジットカード初心者の方でしたらとりあえずVISAにしておけば間違いない。また直接カードの発行はしていません。

MasterCord(マスターカード)

MasterCardのマーク

世界No.2の国際ブランドで日本国内においての使用範囲はVISAと差がなく、ほとんどのお店で使用できます。

 

アメリカ方面がVISA、ヨーロッパ方面がMasterCordに強い。また直接カードの発行はしていません。

JCB(ジェーシービー)

JCBのマーク

日本の国際ブランドで「日本国内では加盟店No.1」です。VISA、MasterCord同様、ほとんどのお店で使用できるのでこちらも初心者の方におすすめです。

 

またJCBは直接カードの発行をしており、各種付帯サービスが豊富。普段の生活に便利なクレジットカードとなります。

AmericanExpress(アメリカンエキスプレス)

AmericanExpressのマーク

通称アメックスを呼ばれるステータス性の高いクレジットカード。年会費は他ブランドに比べ高めですがホテル、レストランの優待、空港ラウンジなどサービスの質がよく「社会的地位」のある方に指示されています。審査は厳しくなりますが、信用度が高い人物である証明にもなるカード。

 

またJCBと連携しているのでJCB加盟店ならアメックスもほぼ利用できます。

 

アメックスは直接カードの発行もしています。

DinersClud(ダイナースクラブ)

DinersClubのマーク

世界で最初に登場したクレジットカードでアメックス同様ステータス性が高く、利用できる金額も高い。

 

DinersClubはレストランといった「食」関連の優待サービスが多く、決められたレストランで指定コース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になったりと、グルメ好きな人にはピッタリなカードです。また会員限定イベントも多く開催されている。

 

またDinersCludも直接カードを発行している国際ブランドです。

Discover(ディスカバー)

ディスカバーのマーク

アメリカのディスカバー・ファナンシャル・サービスにより発行されているクレジットカードですが日本国内でディスカバーを発行している会社はありません(2019年6月時点)

 

基本的にアメリカ国内ブランドのような存在です。

銀聯(ぎんれん)カード

銀聯のマーク

中国で最も多く使われているクレジットカードで中国中央銀行主導で作られた国際ブランドの一つ。累計発行枚数は60億枚以上(2017年時点)と今尚成長し続けている。

 

訪日中国人が増え日本国内でも加盟店が増えており、中国に行く機会が多い方にもおすすめです。

カード発行会社について

カード発行会社はクレジットカードを発行して会員に対して請求書を送ったりサービスを提供する会社で「イシュアー」とも呼びます。

 

発行されるカードには「提携カード」と「プロバーカード」の2種類で以下のような特徴があります。

提携カード

「発行会社+国際ブランド+提携先(他の企業)」が提携したクレジットカード。

利用者←提携先(他の企業)←発行会社←国際ブランド

提携先は自らカード発行できないので「発行会社に委託」し発行してもらいます。ですから発行会社のサービス+提携先の独自サービスも受けることができます。

 

例えば、発行会社の提供する共通サービス+提携先が「ローソンPontaカード」ならローソンでお得に使うことができる独自サービスも受けることができます。

 

他にもファミマTカードやパルコカードなど、独自サービスを受けたい提携先のカードを選ぶことでお得になります。

プロパーカード

「国際ブランドが直接発行」するクレジットカード。

利用者←国際ブランド

国際ブランドは世界各国で「決済するためのシステムを提供する会社」ですが例外もあり国際ブランドが発行会社を兼ねている場合もあります。

 

現在国際ブランドが発行会社を兼ねている会社がJCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの3社でプロパーカードはステータス性(社会的地位)が高い。

 

提携カードとの差は「ステータス性を選ぶか」「お得感を選ぶか」になってきます。

プロパーカードと提携カードの中間

「発行会社+国際ブランド」が提携したクレジットカード。

利用者←発行会社←国際ブランド

提携先(他企業)と提携せず発行会社が直接発行するクレジットカードです。プロパーカードと呼ばれることもあれば提携カードと呼ばれることも。

 

厳密なプロパーカードの定義は「国際ブランドが発行するカード」ですが、発行会社が他の企業と提携せずに直接発行していることからプロパーカードと呼ばれることもあります。

 

しかし国際ブランド発行のプロパーカードの方がステータス性は高い。

 

主な発行会社
・三菱UFJニコス株式会社
・三井住友カード株式会社
・株式会社ジェーシービー
・株式会社クレディセゾン
・株式会社セディナ
・株式会社オリエントコーポレーション
・楽天カード株式会社
・イオンクレジットサービス株式会社
・ライフカード株式会社
・株式会社エポスカード

「提携カード」「プロパーカード」のメリット・デメリット

提携カード
メリット ・ポイント還元率が良い。

 

・特定のお店独自のサービスが受けられる。

デメリット ・ショッピング補償や保険など「もしもの時」のサービスがプロパーカードに劣る。

 

・高級店などで社会的地位がないと思われるのが恥ずかしい。
(有名な大富豪ビルゲイツはブラックカードでなくアメックスのグリーンという一般的なカードを所持していることから気にしない人は気にしない)

 

プロパーカード
メリット ・ショッピング補償や盗難補償、ラウンジサービスなど、基本的なサービスが提携カードより充実している。

 

・所持しているだけで社会的地位があるので恥ずかしくない。
(ある程度社会的地位のある人が人前で出しても恥ずかしくない。例えば部下や恋人の前で堂々とカードが出せるといったところ)

デメリット ・ポイント還元率が悪い。

 

・特定のお店で独自のサービスは受けられない。

クレジットカードのグレードについて

クレジットカードのグレードピラミッド表

グレードは上に行くほど年会費が高くなり、一定の利用実績がなければ入会できません。その分、受けられる特典や利用できる限度額も増えていく仕組みです。

 

では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

年会費無料

3年でも5年でも10年でも年会費0円で利用できるビギナー向けで「これからクレジットカードを持ちたい!」という方にぴったりのカードです。

 

また当サイトは年会費無料のクレジットカードを専門にしています。主婦、フリーター、年金生活者などににおすすめです。ただし無職の方は難しい。

 

年会費無料カードを探す

シルバーカード

クラシックカードとも呼ばれています。

 

あまり聴かないシルバーカード(クラシックカードとも呼ぶ)ですが、年会費無料カードとあまり差はありません。ほとんどのカード会社はシルバーカードよりも年会費無料カードの方に力を入れている感があります。

 

年会費無料のものから数百円のものまである。

ゴールドカード

ゴールドカードはちょうど中間ランクに位置しサービスや保険が充実してきます。例えば、年会費無料カード、シルバーカードでは受けられない提携店での2000~3000円OFFが受けられたり、海外、国内旅行傷害保険といった付帯保険が充実だったりと、年会費が高くなる分メリットも増えます。

 

 

また年会費が高くて負担できない…という方でも年会費2000~5000円以内で所持できる「低年会費のゴールドカード」も登場しており、年会費無料カードでは格好がつかない…という方におすすめです。

 

 

通常ゴールドカードの年会費相場は1万円で「ゴールドカード=ステータスが高い」とはまだ言い切れません。

プラチナカード

クレジットカードの種類では上位ランクに位置し、ゴールドカードより手厚いサービスや保険が受けられます。

 

プラチナカードの年会費相場は安いもので「2万円程」、一般的で「3~5万円程」、高いものでアメリカン・エキスプレスの最高峰で「10万円以上」

 

当然、同じプラチナカードでも年会費が高ければサービス内容も充実されていきます。

 

入会方法も自らの申請と、カード会社からの招待状が必須な2パターンが存在し、年会費が高いプラチナカードほど招待状が必須になる。(カード会社からの招待状のことをインビテーションと呼ぶ。通称インビとも呼ばれる)

おかん
おかーちゃんみたいな主婦でもプラチナカードは持てるん?

節約仙人
残念ながらプラチナカードは正社員でないと無理なんじゃよ。他にも公務員や中小企業経営者とかのぉー、それなりの信用がないと作れんのじゃ。

おかん
・・・。

ブラックカード

王冠

クレジットカードの王様で、これ以上ない最高ランクがブラックカードになります。コンシェルジュサービスが無料になったり、リムジン送迎サービスや、予約困難なレストランやホテルも優先してもらえるなど、まさに王様気分。保険も最高ランクのサポートが受けられる。

 

誰もが一度は持ってみたいと思う憧れのカードですが、所持するには自らの申し込みでは不可能。カード会社からの招待のみで所持できます。

 

招待されるには平均年収1000~2000万円と言われておりますが、すぐに所持できるものではなくゴールドカードを申し込み実績を積んだ後、プラチナカードへ。さらに実績を積んだ先に招待状が届く・・・”かもしれない”というくらい入手難易度が高いとされています。

 

しかし絶対に高年収でなければならない!ということはありません。カード会社は年収が多い人を評価するのではなく「たくさん利用してくれる人」を評価します。年収2000万でもまったく利用履歴(実績)がない人よりも年収800万で利用履歴が良い人の方が招待される可能性は高い。年収はあくまで判断材料の一つということになります。

 

初年度は年会費(35万)+入会金(50万)で税込約90万程かかり、毎年35万円(毎月約3万円)を払い続けないといけません。といっても年間のカード利用額が1000万前後なら年会費の元は取れます。それ以上利用するなら持った方がお得になる。

クレジットカードの基礎知識まとめ

クレジットカードとは? お店で後払い出来るカード。また利用することでサービスや特典を受けることが出来る。
仕組み 利用者は決済が便利に。お店(加盟店)は集客、業務効率アップ。カード会社は手数料や年会費で利益を得る。3つのウィンウィンシステム。
種類 プロパーカードと提携カードの2種類。
プロパーカードとは? 国際ブランドは「決済機能を提供する会社」

 

国際ブランドが発行するカードを「プロパーカード」と呼ぶ。

【プロパーカードの特徴】
ステータス性が高く、ショッピング補償や盗難補償など「もしもの時」のサービスが充実。しかしポイント還元率は悪く特定のお店で独自のサービスは受けられない。
【主な国際ブランド】
・VISA

・MasterCard
・JCBなど
提携カードとは? カード発行会社は「カードを発行する会社」

 

カード発行会社と提携先(加盟店)が提携したカードを「提携カード」と呼ぶ。

【提携カードの特徴】
特定のお店で使えるお得なサービスが充実し、ポイント還元率が良い。ショッピング補償や保険など「もしもの時」のサービスはプロパーカードに劣る。
【主なカード発行会社】
・三菱UFJニコス株式会社
・三井住友カード株式会社
・楽天カード株式会社など
グレード 「年会費無料→シルバー→ゴールド→プラチナ→ブラック」とグレードが高くなれば年会費やサービスも違ってくる。

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