
クレジットカードを作ったのはいいけど「使えない店舗があった・・・」「旅行保険が付帯していない・・・」など、1枚だけじゃ足りないと感じることも多いでしょう。
そこで本記事では、クレジットカードは何枚持ちがいいのか?複数枚持つメリットやデメリットは何か?を解説していきたいと思います。
目次
そもそもクレジットカードは何枚まで持てるのか?
まずは、クレジットカードは何枚まで持てるのか?また、日本国内の平均所有枚数は何枚か?を見ていきましょう。
クレジットカードは何枚でも持てる
クレジットカードは所有枚数に制限がなく、基本的に何枚でも持てます。
クレジットカードの平均保有枚数は1人あたり2.7枚
日本国内における、クレジットカード平均保有枚数は1人あたり2.7枚です。
「一般社団法人日本クレジット協会」の調査で以下の結果が出ています。
総枚数 | 2億8,394万枚 |
---|---|
家族カード | 2,165万枚 |
法人カード | 1,002万枚 |
20歳以上の総人口1億504万人に対し、2億8,394万枚のクレジットカードが発行されていることから1人あたり2.7枚所有していることがわかります。
参考・参照一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」(2019年11月29日)
クレジットカードを複数枚持つメリット
クレジットカードを複数枚持つメリットは以下の3つ。
- 各カードの特典が受けられる
- 付帯保険の補償額が合算できる
- 利用できる店舗が増える
それぞれのメリットを解説します。
各カードの特典が受けられる
クレジットカードを複数枚持つことで、各カードに付帯する特典が受けられるメリットがあります。
クレジットカードには、特定店舗の優待利用や、買い物が割引になるなどの特典があり、それらの特典を複数枚で使い分けることでお得に利用することができます。
付帯保険の補償額が合算できる
クレジットカードを複数枚持つことで、カードごとの補償額が合算できるメリットがあります。
例えば、Aカードの障害治療費用が最高200万円、Bカードの障害治療費用が最高200万円の場合、合算すると最高400万円になります。
傷害治療費用 | |
Aカード | 最高200万円 |
---|---|
Bカード | 最高200万円 |
Aカード + Bカード |
最高400万円 |
他にも疾病治療費用、賠償責任、携行品損害免責、救助車費用など、クレジットカードを複数枚も持っていれば、枚数分の保険が受けられます。
ただし、死亡や後遺障害については、複数枚持っていても所持カードにおける最高補償額が適用される。
つまり状況によっては合算されないこともあるのが注意点じゃ。
利用できる店舗が増える
クレジットカードを複数枚持つことで、利用できる店舗が増えるメリットがあります。
クレジットカードには、国際ブランドごとに利用できる店舗が決まっており、例えば、VISA加盟店ならVISAのカードが使え、JCB加盟店ならJCBのカードが使えます。
しかし、稀に「VISAのカードは持っているけどJCBのみ使える加盟店だった・・・」というケースもあります。
そこで、おすすめなのが異なる国際ブランドのカードを持っておくことです。例えば、VISAとJCBのカードを2枚持っておけばVISA加盟店、JCB加盟店で使えるようになります。
クレジットカードを複数枚持つ注意点
ここまでは、クレジットカードを複数枚持つメリットを解説してきましたが、注意点もあるので確認しておきましょう。
注意点は以下の3つ。
- 管理の手間がかかる
- 紛失や盗難のリスクが高まる
- 貯まるポイントが分散する
それぞれの注意点を解説します。
管理の手間がかかる
クレジットカードを複数枚持つということは、それだけ管理に手間がかかります。
例えば、以下のような管理がとても大変。
- 暗証番号を覚えておくこと
- 利用限度額の把握
- カード会社ごとに決められた支払い日の把握
など
管理ができない人にとっては、時間と労力が増えるのでデメリットと言えます。
紛失や盗難のリスクが高まる
クレジットカードを複数枚持つことで紛失や盗難のリスクが高まります。
また、財布ごと紛失や盗難に遭うと、不正利用される前にすべのカードを利用停止する必要もあります。よく財布を失くす人は要注意。
貯まるポイントが分散する
クレジットカードを複数枚持つと貯まるポイントが分散するデメリットもあります。
クレジットカードで貯まるポイントはカードごとに異なるため、まとまったポイントを貯めることができないのも複数枚持つデメリットと言えるでしょう。
クレジットカードは何枚持ちがいい?
クレジットカードは、3枚持ちがおすすめです。メインカードと、サブカードを使い分けることで上手に活用することができますよ♪
メインカードと、サブカードの内訳は以下のとおり。
- メインカード×1枚
- サブカード×2枚
では、どんなカードがメインカードにおすすめか?サブカードにおすすめか?を解説していきましょう。
「メインカード」はポイント重視で選ぶ
メインカードには「ポイントが貯まりやすいカード」がおすすめです。
例えば、楽天カードは、いつどこで利用しても還元率1.0%なので、ポイントが貯まりやすく普段使いとして優秀なカードです♪
逆に、イオンカードなど、イオングループでのみ還元率がアップするようなカードだとメインカードとしては使いにくいでしょう。
「サブカード」はサービス・保険内容を重視して選ぶ
サブカードには「サービスや保険が充実したカード」がおすすめです。
クレジットカードの中には、還元率は高くないものの、サービスや保険内容が充実しているカードがあります。
例えば、三井住友カードは、銀行系カードというだけあってセキュリティーに強く、海外旅行保険も付帯するので、旅行や出張が多い方ならサブカードとして優秀なカードになります。
他にも、車に乗る人ならガソリン割引などの特典が受けられるカードをサブカードにするなど、自分の目的に合わせるといいじゃろう。
サブカードはだいたい2~3枚がおすすめじゃ。
メインカードにおすすめのクレジットカード
ここでは、メインカードにおすすめのクレジットカードを紹介します。
以下の2枚なら、メインカードとして十分活躍してくれるでしょう♪
メインカードの選び方は「ポイントが貯まりやすいカード」ですから、いつでもどこでも還元率が高い以上の2枚が最適です♪
メインカードに迷ったらコレ!「楽天カード」
年会費 | 永年無料 |
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基本還元率 | どこでも1.0%還元 |
還元率アップの特典 | 楽天市場で3.0%~還元 |
楽天カードは顧客満足度で、何度も1位を獲得している安定感のあるクレジットカードです。迷ったらとりあえずこれでOK♪
基本還元率は、いつどこで利用しても1.0%と高還元率、さらに、楽天市場を利用すると最低3.0%還元と、とにかくポイントが貯まりやすいクレジットカードです。
また、楽天カードで貯まる楽天ポイントも、楽天市場はもちろん、街中の加盟店など幅広く使えるので使い道に困ることはないでしょう♪
「ポイントの貯まりやすさ、ポイントの使いやすさ」総合的にメインカードとしての実力は十分あるかと♪
楽天カードは、主婦や学生、パート・アルバイトでも申し込める作りやすいカードで、中身も優秀じゃ。
最初の1枚目でメインカードにするなら楽天カードがおすすめじゃよ♪
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プライベート・ビジネスシーン両方で使える「JCB CARD W」
年会費 | 永年無料 |
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基本還元率 | どこでも1.0%還元 |
還元率アップの特典 | Amazonやセブンイレブンで2.0%還元 |
JCB CARD Wは18~39歳以下が作れる若者向けのクレジットカードです(39歳までに作れば40歳を超えても所持できる)
基本還元率は、楽天カードと同じ1.0%還元、さらにAmazonやセブンイレブンといった優待店では2.0%還元になるなど、こちらもポイントが貯まりやすいクレジットカードです。メインカードとして活躍してくれるでしょう♪
優待店 | 還元率 |
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スターバックス | 5.5% |
セブンイレブン | 2.0% |
Amazon | 2.0% |
イトーヨーカード | 2.0% |
ビックカメラ | 1.5% |
優待店については以下の公式ページで確認できます。
詳細JCB ORIGINAL SERIES
また、楽天カードよりも、券面がシュっとしているので、プライベート・ビジネスシーンなど様々な場所で使えるのも便利ですよ♪
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サブカードにおすすめのクレジットカード
サブカードにおすすめのクレジットカードは以下の2枚。
どちらもサービスや保険が充実しているカードですからサブカードに最適でしょう♪
主要コンビニでお得になる「三井住友カード」
年会費 | 初年度無料 ※2年目以降条件付無料 |
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基本還元率 | 0.5%還元 |
サービス・保険 | ・主要コンビニで還元率2.5% ・海外旅行保険が利用付帯(一部自動付帯) |
三井住友カードの基本還元率は0.5%と高くありませんが、主要コンビニ(ファミリーマート・ローソン・セブンイレブン)で使うと、なんとポイント5倍の還元率2.5%になります。
ちなみに「選んだお店でポイント2倍」というサービスもあり、こちらはデイリーヤマザキ、セイコーマート、アズナス、ポプラが対象となっています。
保険については海外旅行保険が利用付帯しています(一部自動付帯)内訳は以下のとおり。
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 ※自動付帯300万円+利用付帯1,700万円の合算額 |
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傷害治療費用 | 最高50万円 |
疾病治療費用 | 最高50万円 |
救援者費用 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品損害 | 最高15万/1旅行 |
また、三井住友カードには「お買物安心保険」が付帯しており、三井住友カードで購入した商品が破損・盗難にあった場合、100万円まで補償されます。
国内・海外旅行保険が付帯する「リクルートカード」
年会費 | 永年無料 |
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基本還元率 | 1.2%還元 |
サービス・保険 | 国内・海外旅行保険が利用付帯 |
リクルートカードは国内・海外旅行保険が付帯しています。一般的には「海外旅行保険のみ」というのが多い中、年会費無料でありながら国内・海外旅行保険が付帯するのはかなり珍しいタイプです。
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
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傷害治療費用 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 |
救援者費用 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品損害 | 最高20万/自己負担額3,000円 |
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
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傷害治療費用 | - |
疾病治療費用 | - |
救援者費用 | - |
賠償責任 | - |
携行品損害 | - |
また「ショッピング保険」も付帯しており、リクルートカードで購入した商品が破損・盗難などに遭った場合、年間200万円まで補償されます。
ちなみにリクルートカードの還元率は、年会費無料クレジットカードの中ではトップクラスの1.2%じゃ♪
リクルートのサービス(じゃらん、ホットペッパーグルメなど)をよく利用するならメインカードとしても活躍してくれるじゃろう。
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まとめ
本記事の内容をまとめます。
- クレジットカードは何枚でも持てる
- クレジットカードを複数枚持つメリット
・各カードの特典が受けられる
・付帯保険の補償額が合算できる
・利用できる店舗が増える - クレジットカードは3枚持ちがおすすめ
・メインカード×1枚(ポイントが貯まりやすいカード)
・サブカード×2枚(サービスや保険が充実したカード)
クレジットカードは、複数枚を上手に使い分けることで1枚持ちよりも断然お得になります。
ただ、クレジットカードは所有枚数に上限がないため、持ちすぎると管理ができなくなるので気をつけてくださいね。
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