ただし、イオングループの電子マネーだけあって、イオングループで利用するとポイントアップしたり、イオンカードと連携することで自動的にチャージできるなど、イオンのサービスを利用する人にとってはメリットのある電子マネーでしょう。
そこで本記事では、WAONの具体的なメリットや使い方、注意点なども解説していきたいと思います。
目次
WAONのメリット
WAON(ワオン)はイオングループの電子マネーです。
イオン店舗で利用する場合、イオン自体が全国展開を積極的にしているので、利用する場所に困ることはありません。
また、イオングループの店舗だけでなくコンビニのファミマやローソン、ミニストップでも使えるので生活の中でも気軽に利用できる電子マネーです。
- WAONはプリペイド式(前払い)の電子マネー
- オートチャージでポイントが貯まる
- ポイント2重取りで還元率1%~1.5%になる
- 毎月10日は「ありが10デー」でポイント5倍
- WAONはイオンカードセレクトに付帯している
- 生活で現金が要らなくなる
WAONはプリペイド式(前払い)の電子マネー
WAONはプリペイド式(前払い)で「事前にお金を入れておく必要がある」電子マネーです。
事前にチャージしておけば現金がなくても決済でき、特に小口決済では面倒な小銭のやり取りがなくなる分、決済スピードが格段に上がります。
オートチャージでポイントが貯まる
WAONではオートチャージ利用で200円ごとに1ポイント貯まります。
オートチャージとは、支払い後のWAON残高が設定金額未満になると事前に設定した金額がチャージされる仕組みのことです。わざわざチャージしなくても自動的にチャージしてくれるので便利ですよ♪
ポイント2重取りで還元率1%~1.5%になる
オートチャージ利用でポイント付与、そしてWAON決済時にもポイント付与されるので合計還元率は1.0%となります。
また、イオングループ対象店舗でWAON決済をすれば、いつでもポイント2倍になるので合計還元率1.5%になります♪イオングループをよく利用する人には嬉しいですね♪
まとめると以下のようになります。
項目 | ポイント付与 | 還元率 |
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オートチャージ利用 | 200円で1ポイント | +0.5% |
WAON決済 | 200円で1ポイント ※イオングループ対象店舗なら「いつでもポイント2倍」で200円につき2ポイント |
+0.5~+1.0% |
合計 | 200円で2~3ポイント | 1~1.5% |
毎月10日は「ありが10デー」でポイント5倍
毎月10日にイオングループの対象店舗でWAONを利用すると、ありが10デーでWAONポイントが5倍になります。
毎月10日(ありが10デー) | 200円で5ポイント(5倍) |
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200円で5ポイントですから、WAON決済だけで還元率2.5%あります。
ここにオートチャージ分の還元率0.5%を合わせると合計3.0%となります。
併用はできん。毎月10日のありが10デーは「ポイント5倍が優先」されるんじゃ。
あと5の付く日は、お客さまわくわくデーといってポイント2倍になるんじゃが、これも併用できん。
WAONはイオンカードセレクトに付帯している
通常WAONカードを作るには300円かかりますが、イオンカードセレクトに無料で付帯しています。
イオンカードセレクトの特徴は「クレジットカード」「キャッシュカード」「WAON」3つの機能が一体型になっており、お金をかけずにWAONカードを作りたい!という人におすすめですね♪
また、イオンカードセレクトはWAONへのオートチャージも可能ですから「面倒なチャージが解消」「残高不足にならない」メリットもあります。まだ、イオンカードを持っていない人はWAONが無料で付帯するイオンカードセレクトを作るのもあり♪
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生活で現金が要らなくなる
WAONとイオンカードセレクトが一体型であればオートチャージできるので現金が不要になります。
また、財布の中にポイントカードやクレジットカードがたくさんあって嵩張るのが嫌という人でも、WAON一体型のイオンカードセレクトなら1枚にまとめられるので財布の中がスッキリするというのもメリットの1つですね。
WAONの使い方
電子マネーWAONの使い方はチャージして、レジにある専用端末にかざすだけで決済が完了します。
ここではWAONのチャージ方法や、使い方の手順を解説していきたいと思います。
現金でチャージする
最も簡単でわかりやすいのが現金によるチャージです。
イオン銀行ATM、もしくはWAONが使えるレジで現金を払えばチャージできます。
クレジットでチャージする
クレジットカードからチャージする場合は以下のいずれかを経由してチャージします。
WAONチャージャー
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イオンのお店に設置されているWAON専用のチャージ機 |
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イオン銀行ATM
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イオン銀行のATMからでもクレジットチャージ可能 |
WAONステーション
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イオンのお店に設置されているチャージ機で、様々なWAONサービスが利用できる |
WAONネットステーション
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ICカードリーダーライターが必要になりますが、自宅などネット環境があれば利用できるサービス |
モバイルWAONアプリ
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スマホのAndroid端末のみ使えるサービスで「おサイフケータイ」対応機種にアプリを登録することで利用できる |
イオン銀行口座からチャージする
イオン銀行口座に預けられている残高から直接WAONに「1,000円単位」でチャージできます。
ちなみに、イオンカードセレクトが手元にある場合は、イオン銀行口座が必要になるので「イオンカードセレクトがある=イオン銀行口座開設済み」となります。
既にイオンカードセレクトをお持ちの方は口座を開設されているはずなのですぐにチャージできますよ♪
オートチャージする
オートチャージは、一度設定しておけばチャージの手間が省けます。また、オートチャージの良いところはポイントが貯まるところ。
そしてチャージでポイントが貯まるのは「イオンカードセレクト」
WAONを利用してポイントを上手に貯めていきたいならイオンカードセレクトは必須といってもいいでしょう。
WAONを使う手順
お金がチャージされているWAONをお店の専用端末機にタッチするだけでスムーズな決済ができるようになります。
WAONにタッチすれば「わぁおん!」と鳴くのでそれで決済終了です。
手順を簡単にまとめます。
- 事前にチャージしておく
- WAONが使えるうお店に行く
- 「WAONで支払います」と伝える
- 専用端末機にタッチして終了
伝え方はWAONで払う意思が伝わればいいので何でも構いません。しゃべるのが恥ずかしい人は画面を店員さんに見せれば気付いてくれますよ♪
WAONが使えるお店
WAONが使えるお店はイオングループだけではありません。普段の生活で使えるコンビニから、スーパーや飲食店でも使うことができます。
ここではWAONが使えるなじみのある主なお店をまとめておきます。
ジャンル | 店舗 |
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ショッピング | ・イオン ・ダイエー ・マックスバリュ など |
ショッピングセンター | ・イオンモール ・OPA ・ビブレ など |
コンビニ | ・ファミリーマート ・ミニストップ ・ローソン など |
ドラッグストア | ・スギ薬局 ・ツルハドラッグ ・ウエルシア など |
ディスカウントストア | ・ザ・ビッグ ・ディスカウントマーケットアコレ ・ジャパン |
家電 | ・ビックカメラ ・ジョーシン ・エディオン など |
飲食店 | ・マクドナルド ・吉野家 ・かっぱ寿司 など |
レジャー施設 | ・イオンシネマ ・ユニバーサルスタジオジャパン ・ラウンドワン など |
ホテル・旅館 | ・ルートインホテルズ ・ニッコー・ホテルズインターナショナル ・藤田観光 など |
サービス | ・ヤマト運林 ・エリートクリーニング |
電子マネーWAON対応機器 | ・WAON自動販売機 ・コカコーラ自動販売機(一部利用不可) |
WAONが使えるお店は以下の詳細でも確認できます。
詳細使えるお店を探す
その他「WAON」について
その他、WAONについて細かいことをまとめていきます。
より深くWAONについて知りたい方はご参考にしてください。
税金や公共料金の支払いができる
WAONでは税金や公共料金の支払いができます。
税金は「住民税や自動車税など」、公共料金は「携帯代、電気、ガス、水道など」があり、ファミリーマートやローソン、ミニストップで使えます。
ただし、公共料金の支払いではポイントがつかないので注意してください。
残高はいつでも簡単に確認できる
電子マネーを利用する上で常に確認しておきたいのが「残高」です。
残高をどこで確認するのか?というと以下のいずれかの方法があります。
- WAONネットステーションで確認する
- イオン店内にある「WAONステーション」で確認する
- イオン店内にある「WAONチャージャー」で確認する
- イオン店内にある「イオン銀行ATM」で確認する
- お会計時に店員さんに聞いて確認する
紛失しても再発行可能
所有者情報を登録しておけば紛失した時に再発行できます。
では「残っていたポイントはどうなるのか?」という気になる点ですが、これも新しいカードに移行することができます。
現金に名前は書けませんが、電子マネーには名前(自分の持ち物という証)を書くことができるイメージですね。電子マネーならではのメリットと言えるでしょう。
WAONカードの種類「豊富なデザイン」
WAONカードには様々な種類と、豊富なデザインがあります。
ここでは、ノーマルWAON以外の主な種類を紹介しておきます。
カード名 | 特徴 |
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ご当地WAON |
使った額の0.1%がその地域の活動(自然保護や教育支援など)に当てられます。また利用者には負担ありません。 |
サッカー大好きWAON |
使った額の一部が好きなJリーグチームへ寄付されクラブ運営に使われます。 |
G.G WAON |
55歳以上の人が持てるWAONカードで毎月15日は5%OFFになる特典付きです。 |
ゆうゆうワオン |
65歳以上の人が持てるWAONカードで毎月15日は5%OFF、さらに3,000円以上で100WAONポイントがもらえます。 |
JMB WAONカード |
200円で1JALマイルが貯まります。 |
他のデザインは以下の詳細でも確認できます。
詳細カード一覧 | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
WAONの注意点
WAONの注意点も確認して「本当に必要かどうか」を考えてみましょう。
WAONの注意点は以下の3つ。
- WAONカードは300円かかる
- ポイント還元率が低い
- 高い還元率を受けるには手間がかかる
- セブンイレブンでは使えない
WAONカードは300円かかる
WAONカードの発行には300円必要で、イオンに売っています。
さらに、購入後すぐに利用するにはチャージする必要があります。他の電子マネーは「○○円分チャージ済み」という特典がある中でWAONにはそれがありません。
もし「300円は払いたくない」という人なら発行費も年会費も無料のWAON一体型のイオンカードセレクトがおすすめじゃ♪
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ポイント還元率が低い
WAONは「オートチャージ利用で0.5%」「WAON利用で0.5%」で合計1.0%となりますが、オートチャージができないクレジットカードであれば、WAON利用分のみで0.5%です。
また、イオングループの対象店舗であればWAON利用で1.0%となりますが、対象店舗以外では0.5%です。
WAONはイオンカードセレクトとセットで使い、且つ使う場所を選ばないと上手くポイントを貯めることができないので注意です。
イオングループの対象店舗で利用するならWAON、イオングループの対象店舗以外で利用するなら他の電子マネーっと、使い分けた方がいいでしょう。
高い還元率を受けるには手間がかかる
WAONで高い還元率を受けるには以下のような手間がかかります。
- イオンカードセレクトが必要
- オートチャージ設定が必要
- イオン銀行口座が必要
WAONはオートチャージでないとクレジットカードのポイントは付与されません。従って高い還元率を受けるにはオートチャージができるイオンカードセレクトが必要になります。
また、イオンカードセレクトの口座にはイオン銀行以外を設定することができないためイオン銀行口座も必要になり、管理の手間が一つ増えます。
イオングループの対象店舗をよく利用する方でしたら手間をかける価値はあると思いますが、利用しない方だとデメリットととらえることもできます。
セブンイレブンでは使えない
セブンイレブンは同じ電子マネーnanacoを運営しているため競合のWAONは利用できません。
反対にイオンはWAONを運営しているためnanacoの利用ができません。
コンビニでWAONを使うならイオン系のミニストップか、ローソンやファミリーマートでも使えるので、そちらを利用するようにしましょう。
まとめ
WAONは事前にチャージして利用するプリペイド式(前払い)の電子マネーで、全国のコンビニやスーパーなど様々な場所で利用できます。
主なメリットは以下のとおり。
- イオングループの対象店舗で使うとポイントアップする
- オートチャージでポイント2重取りができる(1%~1.5%還元)
- イオンカードセレクトに無料で付帯する(WAONカードは通常300円かかる)
使い方も事前にチャージしておき「支払いはWAONで」と店員に伝えるだけですから簡単ですね♪
以上、電子マネーWAONについての解説でした。